上賀茂神社。
正式には、賀茂別雷 ( かもわけいかづち ) 神社といいます。
古代豪族である賀茂氏の氏神、賀茂別雷大神 ( かもわけいかづちのおおかみ ) を祀る神社で、社伝によると、神武天皇の時代、北北西の神山 ( こうやま ) に降臨したとされる賀茂別雷大神を、678年、天武天皇の御代に祀ったのが起源とされ、日本でいちばん古い神社のひとつだといわれています。
外幣殿。
土屋 ( 到着殿 )。
舞殿 ( 橋殿 )。
この舞殿はならの小川に架けられています。
ならの小川。
6月30日に行われる夏越祓式は、藤原家隆によって百人一首にも詠まれています。
風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける
この季節には水遊びするひともたくさん。
細殿と立て砂。
立て砂はご神体である神山を模しているとされ、鬼門にまく清め砂の起源とされています。
ちなみにさきっぽには松の葉がさされています。
玉橋と片岡社。
片岡社は、紫式部も参ったという上賀茂神社の第一摂社で、式部はこの社にちなんだ歌も詠んでいます。
式部の歌碑。
ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしずくに 立ちやぬれまし
ほととぎすとは恋しい人のことで、恋しい人の声が聞こえるまで、片岡社の森で露に濡れて待っていましょう、という感じでしょうか…
核心部、本殿。
雷の神さまを祀ることから、落雷除け、また電気関係の守護神として崇敬をあつめており、また皇城の鬼門を守護していることから、建築関係の方除祈願もたくさんあるそうです。
下鴨神社とともに行われる祭事は賀茂祭 ( 葵祭 ) として、京都三大祭りのひとつとされています。
勅使殿の屋根の苔。
たまりませんね。
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