2012年8月9日木曜日

上賀茂神社と下鴨神社 その3














糺 ( ただす ) の森。

下鴨神社の境内にひろがる原生林です。













森を流れる瀬見の小川。



古来からひとびとに親しまれていた糺の森は、歌にもよく詠まれています。

式部は源氏物語の中で、

浮世をば 今ぞわかるるとどまらむ 名をば糺の 神にまかせて

と光源氏に詠ませています。

須磨へと下る光源氏が、都を去った後の自分の名前がどういうふうに語られるかは、神にまかせよう、と詠ったもの。



























糺の森をぬけると…




下鴨神社。

正式には賀茂御祖神社 ( かもみおや神社 ) といいます。

上賀茂神社が賀茂別雷命 ( かもわけいかづちのみこと ) を祀っているに対し、ここにはその母である玉依姫命 ( たまよりひめのみこと ) と玉依姫命の父である賀茂建角身命 ( かもたけつぬみのみこと ) が祀られています。

日本サッカー協会のエンブレムに描かれている八咫烏 ( やたがらす ) は、この賀茂建角身命の化身だといわれています。




























本殿。










































































































御手洗社と御手洗池。

御手洗池に入って禊を行う、みたらし祭り・足つけ神事はここで行われます。




みたらし団子ってありますけど、発祥はここ下鴨。

鎌倉時代、後醍醐天皇が行幸された際、御手洗池で手を洗おうとしたとき、大きな水泡がひとつ、つづいて小さな水泡が四つ浮かんだことから、五つの団子を泡に見たてた菓子となったそうです。

この故事にちなみ、近くの加茂みたらし茶屋のみたらし団子は、ひとつめが少し大きく、すこし間を開けて四つの団子が串に刺される形になっています。









































































読み返すと、みたらし団子を説明するブログみたいになってしまっている…









































0 件のコメント:

コメントを投稿