2012年8月29日水曜日
八坂庚申堂
八坂の塔。
の、すぐ下に、
八坂庚申堂があります。
正式には大黒山金剛寺庚申堂といい、平安時代に浄蔵貴所が開祖したと伝わります。
この浄蔵貴所はなかなかすごい人物でして、学問、文学、声明 ( 仏教音楽 ) にすぐれ、死んだ父親を生き返らせ、傾いた八坂の塔をもとに戻したり…
なかなかマルチな僧だったようです。
祇園祭の「山伏山」に祀られる山伏は、この浄蔵貴所のこと。
山門の上には、みざる・きかざる・いわざる。
ひときわカラフルで目を引くお堂。
このカラフルなお手玉のようなものは、くくり猿、といわれるもので、猿が手足をしばられて動けない姿をあらわしています。
欲望のままに動き回る猿を人間の欲望になぞらえ、その手足をしばることで欲をコントロールする、という意味があるそうです。
これどっかで見たことあるな…と思ってたんですが、飛騨高山のさるぼぼに似てるんですよねぇ…
京都ではめずらしい、ユーモラスな寺院です。
近隣を歩くと、いろんな場所にくくり猿がいますよ。
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