京の七口・粟田口にほど近い粟田 ( あわた ) 神社。
粟田口というのは、京都の東の入り口。
その場所柄、古来から東海道、東山道を旅する人々はこの社で旅の安全を願い、また京へ無事戻った人々は感謝のお参りをされた、といわれています。
拝殿。
貞観18年 ( 876年 ) 陰陽寮から災い近しと奏上を受けた清和天皇は、全国の諸社に国家と民の安全を祈願します。
勅により、感応院祇園社 ( いまの
八坂神社 ) に祈願に赴いた藤原興世は7日目の晩、祇園社の東北の地にスサノオを祀れ、との宣託を受け、この地に祀られるようになったのがはじまりとされています。
いまでは旅立ち守護の神として、旅する人たちが参詣に訪れる場所となっています。
青蓮院や知恩院のすぐそばですが、訪れるひとも少ない、静かな場所です。
小高い粟田神社からは、
こんな景色も。
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