上御霊神社をあとにして、南へ。
相国寺から京都御苑を抜けると下御霊神社があります。
桓武天皇の皇子であり、謀反を企てた罪により幽閉され自害した伊予親王とその母を祀ったのが起源とされ、その場所が上御霊神社のすぐ南であったことから下御霊神社と呼ばれるようになったそうです。
( ちなみにその後伊予親王は無罪とされています )
その後、秀吉の都市計画により寺町に面したいまの場所に移されたようです。
移築されたせいか、こじんまりした場所にいろんなものが詰め込まれたような雑多な感じ。
そのとりとめのなさと寂れ具合が、いい雰囲気をかもし出しています。
境内から表門を見る。
下御霊神社は時の皇室からの崇敬が篤く、宮中の建物を譲り受ける習慣があったらしく、この表門は建礼門の移築と伝えられているようです。
下御霊香水。
京都三名水とされる染井 ( 近くの梨木神社に湧出している ) と同水脈の水とされ、ちかくのひとたちが汲みにくる様子が見られます。
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