2012年9月23日日曜日

藤森 ( ふじのもり ) 神社











競馬ファンにはおなじみ、お馬さんの神さまとして知られる藤森神社。









































正徳元年 ( 1711年 ) 建造と伝わる石造鳥居。




当初は後水尾天皇宸筆の額があり、そのため江戸期の大名行列はこの鳥居の前で槍を下げ、大名は駕籠を降りて礼拝しなければならず、幕末になって新撰組の近藤勇が動乱の世にそのような悠長なことでは時代に即しない、と額をはずしたのだそうです。

意外と合理主義の人なのですねぇ…





























参道馬場。




毎年5月5日の藤森祭には、ここで駈馬 ( かけうま ) 神事が行われます。
馬上でさまざまな技を見せながら参道を全速力で駆け抜ける馬の姿はとても迫力があり、毎年多くの人で賑わいます。

























この神事にちなみ、ここには馬主・騎手などの競馬関係者や競馬好きの人たちの参拝がたくさんあるようです。






































本殿。



社伝によると神功皇后摂政3年 ( 203年 ) 、新羅から凱旋した神功皇后が山城の国、深草の里・藤森にいくさ旗を立て、武具を納め、塚を造り、祭祀を行ったのがはじまりといわれます。






























御旗塚。




































神鎧像。




藤森祭は菖蒲の節句発祥の祭、ともいわれ、男の子のいる家庭に飾られる武者人形には藤森の神が宿る、とされているそうです。
































菖蒲 → 尚武 → 勝負 …ということで、ここは勝負事の神さまとしても知られます。
































お馬さんの神さまと勝負事の神さまを一緒に参れるとなれば、競馬に情熱を燃やす人は参らずにはいられないですね…





































そして藤森神社のもうひとつの見所が紫陽花。




写真では全然咲いてませんけども。

毎年6月には紫陽花祭が行われ、約1,500坪の敷地に3,500株の紫陽花が咲くさまは圧巻です。


































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