2012年9月9日日曜日

平野神社
















京都に都が遷された延暦13年 ( 794年 )、平城京に祀られていた今木神、久度神、古開神を遷座したことにはじまります。
その後比売神も勧請され、四柱を祀る神社としていまに至ります。

































遷都と同時に勧請されたことからもわかるように、非常に皇室の崇敬篤く、社格の高い神社。



国家の重大時や天変地異の際、朝廷から特別な奉幣を受けるとされていた二十二社のひとつで、その中でも神宮 ( 伊勢神宮 ) や賀茂二社と並ぶ上七社に数えられます。


























いまも広々とした境内ですが、



当初はもっと広く、いまの金閣寺のあたりまでが神域だったそうです。



























拝殿は東福門院の寄進。
東福門院は徳川秀忠の娘で、後水尾天皇の中宮。






































本殿は四棟がニ棟ずつつながった比翼春日造で、いわゆる平野造といわれる珍しいものです。






























円融天皇から後醍醐天皇まで、17帝21回の行幸が行われ、例大祭には皇太子が奉幣するならわしがありました。




そのため公家・武家からも崇敬を集め、源氏、平氏、菅原氏、大江氏などの氏神にも。






























神紋は桜。




平安中期、花山天皇によって境内に数千本の桜が植えられ、そのとき臨時勅祭として行われた祭りは、いまも桜花祭 ( 平野桜祭り ) として残ります。





























源氏物語には、紫の上が平野神社でいろんな種類の桜を愛でた、と綴られています。




境内には50種類400本の桜の木があるそうです。




































手水舎。




汲みに来られる方がたくさんおられます。



























* 最初の写真に写っている「ひょっこりひょうたん島コンサート」の告知について。

平野神社では先の震災で大きな被害を受けたひょっこりひょうたん島のモデルとされている岩手県大槌町のひょうたん島 ( 蓬莱島 ) の復興を願い、毎月1回ワンコインコンサートを行い、その収益を大槌町に寄付するという取り組みを行っておられます。

詳しくはこちら   ひょっこりひょうたん島ワンコイン支援コンサート

























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