一般的には東寺と呼ばれますが、教王護国寺とも呼ばれます。
平安京造営の際、羅城門の左右に東寺と西寺が建立され、それぞれ左京・東国、右京・西国を鎮護する官立寺院がその起源。
9世紀前半、嵯峨天皇は東寺を空海に給預し、これ以降真言密教の根本道場となり、今に至ります。
金堂。
東寺の諸堂のなかでいちばん最初に建立されたとされます。
現在のお堂は豊臣秀頼の寄進によるもの。
講堂。
金堂のすぐ北に位置します。
当初のお堂は土一揆で焼失。
現存するのは室町時代に再興されたものです。
五重塔。
高さ54.8メートルで木造塔としては日本で一番高いそうです。
東寺のシンボル…というより京都のシンボルですね。
空海が建設に着手しますが、完成は空海の没後。
その後その高さゆえ雷などで4回焼失しており、現存するのは徳川家光の寄進による江戸時代初期のもの。
宝蔵。
東寺の巨大建造群の中で見逃してしまいそうな小さな建物ですが、平安後期に建てられたものが現存する、寺内で一番古い建物。
御影堂。
かつて空海が居住していた住宅風の仏堂で、西院とも呼ばれます。
このお堂では毎朝6時に空海に食事を供する生身供 ( しょうじんぐ ) が行われ、朝早くから参拝の方々が集まります。
空海の命日である21日は弘法さんの日として、弘法市 ( 東寺縁日 ) が行われ、多くの人でにぎわいます。
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