2012年8月4日土曜日

上賀茂神社と下鴨神社 その1













上賀茂神社。
正式には、賀茂別雷 ( かもわけいかづち ) 神社といいます。

古代豪族である賀茂氏の氏神、賀茂別雷大神 ( かもわけいかづちのおおかみ ) を祀る神社で、社伝によると、神武天皇の時代、北北西の神山 ( こうやま ) に降臨したとされる賀茂別雷大神を、678年、天武天皇の御代に祀ったのが起源とされ、日本でいちばん古い神社のひとつだといわれています。






















外幣殿。




































土屋 ( 到着殿 )。





























舞殿 ( 橋殿 )。






この舞殿はならの小川に架けられています。





























ならの小川。


6月30日に行われる夏越祓式は、藤原家隆によって百人一首にも詠まれています。

風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける




















この季節には水遊びするひともたくさん。





















































細殿と立て砂。

立て砂はご神体である神山を模しているとされ、鬼門にまく清め砂の起源とされています。
ちなみにさきっぽには松の葉がさされています。























玉橋と片岡社。






片岡社は、紫式部も参ったという上賀茂神社の第一摂社で、式部はこの社にちなんだ歌も詠んでいます。



式部の歌碑。



ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしずくに 立ちやぬれまし

ほととぎすとは恋しい人のことで、恋しい人の声が聞こえるまで、片岡社の森で露に濡れて待っていましょう、という感じでしょうか…








































核心部、本殿。




雷の神さまを祀ることから、落雷除け、また電気関係の守護神として崇敬をあつめており、また皇城の鬼門を守護していることから、建築関係の方除祈願もたくさんあるそうです。

下鴨神社とともに行われる祭事は賀茂祭 ( 葵祭 ) として、京都三大祭りのひとつとされています。







































































































勅使殿の屋根の苔。




たまりませんね。






















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