2012年5月27日日曜日
水 その2
前回の続き。
一言神社をあとにしまして、これまた以前から気になってたスポットへ。
環境省の名水百選にも選ばれている、瓜割の水。
27号線からちょっと山に入ったところにあります。
はじめてきたけど、静かでよいところ。
清流の横を歩いていくと、
水の音が大きくなって…
わかります?
この透明感。
そして一番上には、瓜破の滝。
もうね、なんというか、ここに住みたいと思いました。
こんな水で、料理を作って、風呂を沸かして、お酒を割って…
なによりこの静謐な空気と水の音。
ほんとにね、世の中いろんな問題があるけど、
自然だけは大切に残さないといけないなぁってしみじみ思いました。
透明すぎて水があるんだかないんだか。
さてさて、その3はあるのかないのか!?
うーん…
B級スポット巡りブログみたいになってきた。
まあいいか。
2012年5月20日日曜日
水 その一
こないだひさびさに福井の小浜へ釣りへ行きました。
ここは自分で勝手に「マイ・ホーム・シー」と思ってる海なんですが、お天気悪かろうが寒かろうが、やっぱり好きな場所。
なによりいつもおいしい海の恵みをもたらしてくれるしね。
と、その釣りの話しではなく、帰り道の話し。
京都から小浜まではいろんなルートがあるんですが、ぼくがいつも通るのはいわゆる鯖街道。
大きな地図で見る
周山街道や湖西まわり、京都縦貫道から舞鶴まわり…
それぞれ走ってて気持ちのいい道なんですが、なによりも免許取りたての頃から一番走り慣れたのがこの道。
目つぶってても走れます。
ごめんなさい、うそつきました。
釣りに行くときはいつもドキドキわくわく、釣りのことであたまいっぱい。
帰るときはもうヘロヘロ~…
なので、途中で寄り道、なんてことは滅多にしないのですが、今回は道中の気になる場所を訪れてみました。
まずはここ。
若狭町の一言神社。
おもしろい名前だなぁと、かなり昔から気になってました。
杉の巨木の横をのぼる。
花粉の季節には来れません。
だれもいないひっそりした場所。
御祭神は一言主命(ひとことぬしのみこと)。
若狭町のホームページによると、
「一言神社は山全体を神様として大切にお祀りしてあるため社殿がありません。この神社は、誰にも言わずに、ひとつだけお願いすれば、その願いごとを叶えてくださると伝えられています。」
と、なんともロマンチックではありませんか!
ということで、ぼくも当然誰にも言わずひとつだけお願いごとしておきました。
「神様… 金くれ!」
神社の横にはこんな水路も。
この水路は山側の暗渠から出てきて、小浜湾にそそぐ北川に流れ込みます。
北川は近畿地方整備局管内で何十年も一級河川水質第1位を維持するきれいな川で、「魚がのぼりやすい川づくり推進モデル河川」とされています。
河口ではシーバスやチヌがよく釣れます。
苔むした狛犬。
さびれた遊具。
時を経て残っているものには、いろんな味がありますね。
と、決して歳とった自分を擁護するつもりではないですが。
気が向けばそのニを書きます。
2012年5月5日土曜日
宇治の白川
こないだ京都の地名についての本を読みまして気になった地名がいくつか。
宇治に白川という場所があることは知ってまして、何度か通り過ぎたこともあるんですが、まさかそこが藤原氏とゆかりのある場所だとは…
ということで宇治へ行ってきました。
宇治は見所の多い場所なんですが、まずは宇治川の中洲である塔の島と橘島。
これは喜撰橋から十三重石塔を写したものです。
十三重石塔は鎌倉時代に魚霊の供養塔として建立されたもの。
約15メートルあって、そばで見るととても大きいです。
宇治川は鵜飼が有名で、塔の島には鵜が飼育されている小屋もあって自由に見ることができるのですが、すいません、写真うまく撮れませんでした…
これは橘島から朝霧橋。
朝霧橋から朝日山。
いつも思うのですが緑と朱のコントラストはとてもきれいですね。
朝霧橋のたもとには源氏物語の終幕を飾る宇治十帖のモニュメント。
おいてある花はもとからあったもの。
意気なことをされる人がいるんですねぇ♪
朝霧橋を渡って宇治神社へ。
ほんとうはこの奥にある宇治上神社へ行きたかったのですが、朝早かったので閉まってた…
まさか神社が閉まるなんて思いもしなかったですよ。
さすが世界文化遺産 笑
ちなみに営業時間(笑)は午前9時から。
宇治神社には応神天皇の皇子、兎道稚郎子(うじのわきいらつこ)が祀られています。
宇治は別名「兎道」とも呼ばれますが、これはこの皇子を兎が道案内したという故事にちなんでいます。
苔がいい感じ♪
宇治川右岸の細い道をクルマで移動し、
天ヶ瀬吊橋を過ぎると、
天ヶ瀬ダム。
ここ数日の雨で、ダムも放流されていました。
このとき頭の中で鳴りはじめたのがこの曲、
【 戸川純 - 電力組曲 】
このとき頭の中で鳴りはじめたのがこの曲、
【 戸川純 - 電力組曲 】
動画探したけどこれしかなかった 笑
妙に魅入ってしまったのも事実です。
白虹橋を渡ってしばらく走って、目的地である白川へ。
もともと宇治の地は藤原頼道が平等院を建立したように藤原一族の別荘地として栄えた場所ですが、平等院からもほど近いこの場所にも、平安後期から室町時代にかけて、白川十六坊といわれる多くの僧房が建ち並んでいたそうです。
その僧房の中心となっていたのが白川金色院。
平安末期、頼道の娘、後冷泉帝の后・寛子が建立した寺院で、その名の通り堂舎に金が貼りめぐらされた荘厳なものであったようで、奥州平泉の金色堂のモデルとなったともいわれています。
いまではその建物はありませんが、この総門だけが往時をしのばせます。
登録:
投稿 (Atom)